【JR東日本】よねしろ用のキハ58・28 |
以前ご紹介した小牛田のキハ28・58の記事へたどり着く方がいらっしゃるようです。
というわけで、同型の秋田“よねしろ”用のキハ58・28も取り上げてみたいと思います。
花輪線・鹿角花輪から県都秋田を結ぶ急行よねしろには、山形の急行月山と同仕様で
キハ58×3両、キハ28×2両が改造され専用で使われていました。
急行よねしろから、無名の快速になった後も専用車として使われてきましたが、
平成20年3月ダイヤ改正で、同列車が大館で系統分割された際に引退となりました。
キハ58 23 平成20年6月 秋田県秋田市
有名なキハ58最若番の23号車です。月山用は前面窓の水切りが残っているのに対し、
よねしろ用はJR西日本車のように、基本的には撤去されすっきりとした顔立ちです。
キハ58 1502 平成20年5月 青森県南津軽郡田舎館村(川部)
よねしろ・月山用改造車合わせても唯一のパノラミック車です。
1500番台の冷改車5両のうち、3両はJTに改造されましたので一般車は珍しい存在です。
キハ28 2047 平成20年5月 青森県五所川原市
よねしろ用で唯一前面窓の水切りが残されている車です。
キハ28 2157 平成20年6月 秋田県秋田市
こちらのキハ28は前面窓の水切りが撤去され、キハ58と同様の顔つきになっています。
ちなみにキハ28は単線型スノープロー、キハ58は複線型スノープローを装着しています。
もう1両のキハ58 54は形式写真が撮れず、こんな写真しかなく・・・
キハ58 54 平成19年3月 秋田県大館市
23号車はスリットタイフォンのままですが、こちらは1枚蓋のカバーが取り付けられました。
ちなみに並んでいるのは盛岡のキハ58 1533。小牛田から来た車で、前面強化など、
盛岡のプロパー車とは一味違う特徴をもった車でした。
月山用は小牛田転属後に東北地域本社色に塗り替えられましたが、こちらは最後まで、
元の塗り分け線を生かした専用色を守り通し人気がありました。
月山用とよねしろ用は同仕様と言いつつ、お互い転属などの接点がなかったため、
細かいところが微妙に違うのが面白いところですね。