【秋北バス】秋田200か739・867 |
能代秋田線の2つの中距離高速線があり、ここにはスーパークルーザーをメインとした
平ボディートイレなしの車が充当されています。
この両線には1台ずつ富士重工のマキシオン(7HD)を架装した車がいますが、
これが両方とも変わり者なので、それぞれご紹介したいと思います。
秋田200か739 KC-RU3FSCB 平成20年7月 岩手県盛岡市
元国際観光の日野シャーシです。KC-で日野にマキシオンを架装した事例は少なく、
国観時代から希少車として注目されていました。
国観でもマキシオンは2台のみで、その経緯は注文流れとか、日野のラインがすでに
一杯だったので富士重に回したとか、諸説あるようです。
内装が同年式の国観のセレガと同じなので、完成してから流れてきたものでないこと
は確かなようです。
平成19年に国際興業が国際観光から事業譲渡を受けた際に、直接秋北バスに
やってきて、高速車に改装されてデビューしました。
岩手県交通北上に兄弟車が在籍しています。(こちらは貸切車のまま)
秋田200か867 KC-MS829P 平成25年11月 秋田県能代市
こちらは三菱シャーシ、元は千葉中央バスの貸切車です。
千葉中央では、以前ご紹介したHD-1もそうですが、貸切ではいわゆる富士菱が
過去から多く導入されてきました。
しかし、KC-の頃に導入されたのは2台と少なく、これはその内の1台です。
秋北では能代に所属し、普段は能代秋田線で使用されていますが、稀に夜行の
ジュピター号続行便に入る姿も見られます。
池袋で実際に見たことがありますが、非常に違和感がありました。
能代に来たばかりの頃の姿です。元社番は5331・千葉22か4186だそうです。
平成22年10月 秋田県能代市
しかし、秋北におけるKC-マキシオンはこの2台だけ。なぜか珍しい組合せだけが揃って、
メジャーなはずのいすゞLVがいないのが、本当に不思議です。。。