【西武鉄道】魅惑の前パン・2000系クモハ2401 |
初の廃車が発生しました。(2023F6連1本)
新101や3000といった後輩たちが、3扉という理由で先に淘汰される中でも、
全車健在を貫いてきましたが、いよいよ来るべき日が来たようです。
西武2000系といえば、彫りの深い顔に2丁のパンタを振りかざして疾走する、
前パンのクモハ2401の存在が特に印象的です。
今回は、そんなクモハ2401先頭の列車写真を取り上げたいと思います。
平成17年7月 東京都西東京市(東伏見)
平成18年4月 埼玉県所沢市(航空公園)
まずは更新前の姿で、ひし形パンタ・スカートなし・旧幕という仕様です。
黒Hゴム化された昭和60年ごろから全車更新完了の平成18年まで見られた仕様で
沿線で一番長く慣れ親しまれた姿でしょう。
平成8年から始まった更新工事も、いよいよ2連が施工になります。
2連は車齢が浅いことから更新工事は後のほうになったため、スカート取り付け以外に、
シングルアームパンタ・行先表示のLED化が行われ、だいぶイメージが変わりました。
更新前の軽快な感じが失われてしまったのは、かなり残念に思いました・・・。
クモハ2417ほか10両 平成18年12月 埼玉県所沢市(航空公園)
田無事故補充車の1本、2417の更新直後の姿です。
この年度の施行車から、車番の表記もステンレス板に変わりました。
クモハ2411ほか8両 平成27年10月 東京都新宿区(下落合~高田馬場)
3色LEDの劣化が著しいことから、フルカラーLED化された編成が複数本出てきました。
文字色が変わるだけで、3色LED時代よりはだいぶ色気が出て来たように感じます。
クモハ2403ほか10両 平成27年10月 東京都新宿区(下落合~高田馬場)
幕に戻された編成で、現在2000系で一番人気の編成でしょう。
しっかりと方向幕が入るだけで、ずいぶんとカッコよく見えます。
前回の検査から3年が経過し、幕ということもあり、そろそろ?という話も聞きますので、
記録するなら早めのほうが良さそうです。
2403FとともにLEDから幕に戻った2009Fは、10月19日に2本目の廃車として、
秩父線横瀬に向かいました。6連では一番の若番で、2403Fと同様に運転席側の
表示窓が幕車は通常白いところ、黒色なのが特徴の編成でした。
クハ2009ほか10両 平成27年10月 東京都新宿区(下落合~高田馬場)
※10/26 2003Fの記述を一部修正、2009Fを追加しました。