【秋北バス】秋田200か1144 |
KC-LV832L 平成27年11月 秋田県鹿角市
平成10年頃に4メーカー各社から登場した初期のノンステップ車は、次々と引退し、
その数を減らしている一方で、その人気は現役時よりも上がっている気がします。
特に三菱以外の3社は、ATゆえに再就職が少なく、レア度が上がっていることも
影響しているでしょう。
特にいすゞのLV832は、キュービックをベースに大きな窓と厚い幕板が特徴ですが、
走行系の維持が難しかったのか早期廃車も多く、珍しい車両になってしまいました。
そんなLV832ですが、このタイミングで新しいバリエーションが登場しました。
秋北バスにやってきたのは元日本中央の1台で、青いガラスが特徴的です。
最近の移籍車の標準に倣い赤バス塗色に塗装され、花輪に配属となりました。
近代的なデザインの車体にも、赤バス色が良く似合っています。
国際興業にもLV832がいましたが、試作車を早期に引き取った山梨交通以外は、
系列移籍することなく国際で解体処分になったことから、国際興業系では無縁かと
思っていましたが、このタイミングでの登場は本当に驚きです。
走行系の扱いがデリケートなのは相変わらずですが、調子は悪くなさそうなので、
末長い活躍を期待したいところです。花輪~大館線とか、乗車してみたいですね。