【十和田観光電鉄】モハ3401 |
去る3月31日をもって廃線になってしまい、現役で90周年を迎えられず残念でした。
というわけで、十和田観光電鉄のフラッグシップであるモハ3401のご紹介です。
平成23年11月 上:青森県上北郡六戸町/下:青森県十和田市
昭和30年・帝国車両製の自社発注車ですが、同時期に作られていた京成700・750形
の設計がベースとなっていると思われ、特に前面はそっくりです。
大手私鉄もびっくりのスマートな電車だったことから、「みちのくのロマンスカー」などと
呼ばれることもあったとか。
平成14年、東急7700・7200系による車両総入れ替えを前に一足早く離脱しましたが、
車両入れ替え後もファンの声に応え、元東急のモハ3603と共に動態保存車両として、
廃線まで生き延びました。
現役時代からの変化は、モハ3603と連結するためにパンタ側(三沢方)に幌が移設され、
若干表情が変わった程度です。
今のところ、十和田観光電鉄の車両には動きは見られず全車が七百に集結しています。
今後、どんな動きになるか注目されるところです。