【JR東日本】さようなら115系“山スカ” |

115系M9+M3編成 平成27年1月 山梨県大月市(大月~猿橋)
本日、最後の6両が廃車回送を兼ねた団臨で長野へ向かった豊田の115系。
71系時代から続く「山スカ」の歴史が終わったことになります。
今回引退となった豊田の115系は、昭和50年に旧客の代替で三鷹に新製配置された
グループで、一部に岡山転属や、0番台とともに松本に行き、早期代替で伊豆に嫁いだ
仲間がいるものの、終始一貫して中央東線で働いてきた車です。
そんな「山スカ」の、最後の12編成の姿を集めてみました。
前述のとおり、このグループは昭和50~51年日車製で、元々は外観に大きな差がなく
形が揃っているので、少々面白味には欠けるかもしれません。
13本目に当たる、波動用のM40は以前ご紹介したこちらをご参照ください。

115系M1編成 平成26年5月 山梨県甲州市(塩山~勝沼ぶどう郷)
民営化初期に行われた車体更新に加え、リニューアル工事も行われた唯一の車両。
リニューアル後も車内は更新車の意匠のままで、貴重な存在でした。

115系M2編成 平成19年11月 山梨県大月市
リニューアル工事が施工されたものの、座席・CP交換、MG→SIV、密閉軸受化のみを
行った、いわゆる簡易リニューアル車。

115系M3編成 平成23年8月 神奈川県相模原市緑区(相模湖)
簡易リニューアル車。TcのクーラーがステンレスのAU75Gに交換されていました。

115系M4編成 平成26年11月 山梨県富士吉田市(寿~三つ峠)
簡易リニューアル車。

115系M5編成 平成25年4月 東京都高尾市(相模湖~高尾)
リニューアル工事フルメニューを施工。座席・CP交換、MG→SIV、密閉軸受化に加え、
化粧板交換、塗り屋根化、主電動機・空気配管更新、客扉窓の金属押さえ化を実施、
内外ともに綺麗になりました。

115系M6編成 平成26年5月 山梨県笛吹市(春日居町~石和温泉)
リニューアル工事フル施工車。

115系M7編成 平成26年12月 東京都高尾市
未更新車。座席モケット交換以外は、内外とも原型をよく留めていました。
特にこのグループの未更新車は、脚台も鉄板に灰色塗りであり、国鉄の香りが漂う、
非常に良い車内の雰囲気でした。

115系M8編成 平成24年4月 山梨県甲州市(勝沼)
こちらも未更新車。平成20年には長野のクモユニ143と連結して、篠ノ井線の臨時列車に
登板したのも良い思い出です。

115系M9編成 平成24年4月 山梨県甲州市(勝沼)
民営化初期に車体更新を受けた車両。M1とは異なりリニューアル未施工であり、
貴重な更新車オリジナルの姿を残していました。

115系M10編成 平成25年1月 東京都高尾市(相模湖~高尾)
リニューアル工事フル施工車。

115系M11編成 平成26年3月 山梨県大月市(猿橋~鳥沢)
未更新車。TcのクーラーがステンレスのAU75Gに交換されていました。

115系M12編成 平成23年8月 山梨県大月市(猿橋~鳥沢)
リニューアル工事フル施工車。
横須賀色の115系としては長野のC1が残っていますが、やはり純正生え抜きの前には
及ばず、どうしても何か違う感じが拭えません。
色合いや塗り分けなどの違いが言われますが、C1の先頭車はおでこのRが独特な
近車製というのが、やっぱり気になってしまいます。

平成26年10月 山梨県上野原市(四方津)
そんなC1、前面には長野地区用行先幕をお持ちのようなので、せっかくなので是非、
行先を出して営業して欲しいものです。